BWV 988 Aria

ゴールドベルク変奏曲 アリア

主は静かにやってくる

響く賛美の声と 主への祈りのもとに

礼拝を捧げる間も

美しく短い時を愛でつつみこむ


主の到来は測れない

信じるわたしたちに計画された

胸の情熱も 劇的な傷をも 暗い思い出も

主は知っておられる


主は静かに守られる

迷い惑う足も 主のみ心のままに

争いに呑まれる間も

美しく身近な線で愛を描き出す


主の試練は測れない

祈るわたしたちに経験される

辛い世の中も 募る悔しさをも 生きる儚さも

主は見つめている


昼にわき立つ心が昂るとき

歓喜の中で主が語りかける

溢れ出す愛

透明に晴れた視界

正しい主のみことばに導かれる


この風も そのそよぐ枝の葉も

主の十字架のそばを吹き寄せ

あの時も今も伝えた


いつまでも呼びかけ続け

わたしの心をつくりかえる

主の救いが広がるよう望みます


夜に疲れた体が悩めるとき

涙の中で主が話しかける

落ち着く気持ち

未来への平穏な道

確かな主の導きに教えられる


あの雲も この沈みゆく夕陽も

主の十字架の空を見届け

あの丘の上を照らした


限りなく注がれ続け

世界の果てまでよみがえらす

主の御手が行き届くよう祈ります


(作詞 3 Mar 2023 / 編詞 19 Nov 2024)